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ザ・ゴールデンヒストリー

 

大変お懐かしい「クレオパトラ」のパンフレットを

10年ぶりに開くことになったのは

あるラジオの取材のお申し込みをいただいたからでした。

 

そのラジオ番組は文化放送「大竹まことゴールデンラジオ」。

その番組内の「大竹発見伝 ザ・ゴールデンヒストリー」という

コーナーにおいて毎週テーマを掲げ、それにちなんだ方の人生を

4〜5分の朗読でご紹介いただくという内容。

 

今週のテーマは「日本と韓国 人と人」

 

そこでたまたまご担当の構成作家の方が

韓国ミュージカル好きだったというご縁もあり、私に白羽の矢が。

 

我が家にお越しいただき、今まで私が関わった韓国ミュージカルの

パンフレットを引っ張り出し、ほとんど忘れかけていた

昔の思い出を蘇らせておりました。

 

思い出せる限り色々とお話しさせていただきましたが

結果辛かった話、苦労話ばかりになってしまい

自分でも呆れてしまいました(笑)

おそらくプロの技で上手くまとめていただけたのではないかと

期待しております(私もまだ内容を知りません)

 

と言う事で、放送日は10月8日(火)14:00〜14:10です。

アプリ「radiko」でしたらスマホでもパソコンでも

一週間聴けるそうです。

 

作家の方は韓国まで取材に行かれたりして、両国で活躍している

日本人、韓国人の方をこの一週間取り上げられるようですので

他の方もとても興味深いですね。

 

ちなみにこの放送の事をまやんちのオーナーにお伝えしましたら

仕込み中にいつも聴かれている番組だったようで

私より喜んでくれました^o^

 

| 韓国ミュージカル | 14:29 | comments(0) | trackbacks(0) |
           
韓国ミュージカル「マタ・ハリ」

ソウルより久々のブログ更新しております。

 

5月中旬からソウル入りし、昨日開幕した韓国ミュージカル「マタ・ハリ」の

衣装制作のお手伝いをしておりました。

 

当初は再演なのでそんなに数はないと聞いて気軽に引き受けた仕事でしたが、

4月頃にどうも演出家が変わるらしい…衣装も全部作り直すらしい…という

不穏な噂が耳に入り、話が違うぞと(笑)

 

結果昨年大変な思いをして刺しゅうした数々のマタハリ衣装は使われず、

全部新しく作り直すということになったのでさあ大変!

 

残り3週間で本当にこの数を作るワケ!?

という強行スケジュールになりました。

 

まず最初に私が手がけたのは孔雀の刺しゅう。

チュールに刺しゅうされた孔雀の上にビーズ刺しゅうをしていきました。

 

 

それをカットし、さらに生地のうえに刺しゅう。

 

こちらは最後の重要なシーンで登場します。

 

これは唯一昨年作ったもので今回も使われるブラ。

劇場のフォトコーナーにも展示されています。

 

こちらは昨年象徴的だった赤のレースのドレスの黒バージョン。

これはレースのデザインから担当したので思い出深いですね。

まさにラスト! セクシーなマタハリの衣装として登場します。

 

この他にもほとんどのマタハリの衣装の刺しゅうを担当しました。

世界を周っていたというマタハリらしく、いろいろな国の衣装の

エッセンスを加えているので、どうぞそちらもお楽しみに!

 

 

「マタ・ハリ」が終わったかとホッとする間もなく次に「シラノ」

「レベッカ」「ベン・ハー」と新作、再演、新作と続く衣装チーム。

 

私は「シラノ」のドレスを少しお手伝いしたら日本に戻ります。

 

日本に戻ったら7月19日(水)に蒲田のまやんちさんで行う

ピーチメルバ付きワークショップの準備に取り掛かります。

 

まだ何も決めていないので募集告知まで少々お時間をいただきますが、

ご参加を希望してくださる方はスケジュールを開けてお待ちください。

 

 

 

| 韓国ミュージカル | 10:43 | comments(0) | trackbacks(0) |
           
新「MOZART!」始まりました!
久々に韓国ミュージカル衣装制作の仕事で
1ヶ月にも渡る長期滞在をしてまいりました。

当初は今までのドレスのリメイクと
新しいドレスを数着手がければ帰れるかしらと甘く考えており
5/13に渡韓して5月中に戻りたいと思っておりました。

着いた当初はハンさんが衣装を手がけた「フランケンシュタイン」や
「太陽王」などを観劇し楽しくのんびり過ごしていたのですが、
いざ昔のドレスとご対面して唖然…

ここ数年の「MOZART!」の再演にはノータッチでしたので
ドレスの劣化ぶりを把握していなかったのですが、ほとんどのドレスは
すべての飾りを外して一から新しい物を付け直さないといけない状態でした。
しかも今回はアンサンブルの人数が増え、ドレスの数も増えるとの事…

リメイクするドレスの他に新しい2幕用のドレス、特に男爵夫人のドレスは
刺しゅうやら羽の飾りやらやることが盛り沢山。

5月中に帰国することは完全に諦めたのでした。


新しいイギリス人の演出家に変わり、新しい歌詞、新しい歌が加わった
新MOZART!の練習を初めて観た時は新鮮な驚きがありました。

ギリギリまで公演やコンサートがあった
パク・ウンテさんやイム・テギョンさんは遅れて練習に参加されたので、
最初の新MOZART!はパク・ヒョシンさんで観ました。
ヒョシンさんは唯一初ヴォルフガングなので
先入観もなくすんなり新しい演出に入り込めたのか
とても自然で既に完成された演技を魅せてくれ
私達に新しい「MOZART!」像のイメージと期待を与えてくれました。
一方初演からずっとヴォルフガングを演じてこられたウンテさん、
テギョンさんは新しい歌詞に慣れずにとても苦労なさっていましたね。

練習場ではフィッティングのために
長い時間待ったりすることもよくあるのですが
(練習の合間に一人ずつフィッティングをしなければならないので)
そんな時の癒しになってくれたのが
練習場で飼われている「ナムサン(南山)」
とってもおりこうで人懐っこく暇があればナムサンと遊んでいました(笑)




それから今回は不思議と初演の時の思い出話をよくハンさんとしていました。
今思えば初演はベストキャストだったよね〜とか
当時はまだハンさんも衣装デザイナーとしては新人で
制作環境も整っておらず小さい事務所と工場の隅で
よくあれだけの衣装が作れたよね〜っとか(笑)
当時のブログを読み返してもよくやったな〜とつくづく思います
(初演のMOZART!関連の記事は結構書いていましたね)

今ではハンさんは2度目のミュージカルアワード衣装賞を受賞するまでに。
今年のアワードはどうしてもハンさんに穫って欲しかったので
スタッフ全員本当に喜びました! 
創作ミュージカルの衣装で賞をとれたことは本当に大きな意味があるのです。
受賞した「フランケンシュタイン」
いつか日本でも上演してくれるといいですね〜
ウンテさんも日本で演りたい!と既に意気込んでいらっしゃいましたよ(笑)


最後に以前Twitterでもつぶやきましたが、今回の「MOZART!」に私が
心を動かされた大きな要因は
ナンネール役にぺ・ヘソンさんが戻られたからでした。
演出家が初演のMOZART!の映像を観てヘソンさんを指名したそうです。

練習の歌声だけでも涙があふれてしまう
慈愛に満ちたナンネールを演じられるヘソンさん。

私が韓国の女優さんの中で一番尊敬しているのがヘソンさんです。

出会いとなった初演の「三銃士」の時から
いつも衣装を大切に扱ってくださるのでヘソンさんが着られた衣装や靴は
常にきれいな状態を保っています。
なかなかここまで気を配ってくださる女優さんを私は他に知りませんね〜

今回「赤いコート」のシーンがなくなってしまったことを
とても嘆かれておられました。私もそれが唯一残念なことですかね。

初日プレビュー後に一緒に

2014年6月11日〜8月3日
世宗文化会館

ウォン高ですがソウルまで足をお運びくださいませ〜







| 韓国ミュージカル | 02:08 | comments(15) | trackbacks(0) |
           
祝! パク・ウンテさん来日コンサート!
いきなりですが、今まで私が韓国ミュージカルの衣装で
関わった作品を上げてみます。

・クレオパトラ
・三銃士
・MOZART!(ウンテさん主演)
・モンテクリスト
・Kiss Me Kate
・ジャック・ザ・リッパー
・ピマッコル恋歌(ウンテさん主演)
・天国の涙
・ハムレット(ウンテさん主演)
・エリザベート(ウンテさんルキーニ)
・皇太子ルドルフ(ウンテさん主演)
・レベッカ
・ジーザス・クライスト・スーパースター(ウンテさん主演)

と、ずらずらっと上げて、
よく頑張ったわ私と泣いている場合ではなく(笑)
この中で今回ご注目いただきたいのは
おなじみ私の親友の衣装デザイナーハンさんが
ほとんどのパク・ウンテさんの出演された作品の
衣装を担当しているということです。
それは私が熱烈なファンだということは全く関係なく(笑)
本当に私たちもビックリするくらいなぜかご縁があるのです。
現在大好評上演中のウンテさん出演作「フランケンシュタイン」も
衣装をハンさんが担当。

韓国ミュージカルにお詳しい方ならご存知だと思いますが
韓国は日本では考えられないくらいのミュージカル大国。
常に大小数十本のミュージカルが各地で上演され、
街を歩けば道のフラッグや大型ビジョン、駅のモニター、バスの広告、
TVCM、あこらこちらにミュージカルの宣伝がされております。

こんなにた〜くさんある中で
ウンテさんのほとんどの作品に関われたのですからね〜いやはや驚き。

そしてこのブログでも散々書いてまいりましたが、
2010年の初演の「MOZART!」で初めて観たときからずっと今まで
私がファンだと公言してまいりましたのがパク・ウンテさん。


忘れもしないこの動画を最初に観て「この人何者!?」と
スタッフ皆で話題になったのがウンテさんとの最初の出会いでありました。


ウンテさんご本人もどこかのインタビューで答えていらっしゃいましたが
この初演時の「MOZART!」のヴォルフガング役4人の中で
ウンテさんは言わば控えの存在。
メイン3人のスケジュールが合わない時だけ出られるという扱いでした。
ところが最初の宣伝動画でこれがアップされるとたちまち話題になり、
どんどんウンテさんの公演日が増えていき最終的には世宗文化会館という
ソウルで一番大きな劇場でチケット入手困難と言われるまでに

人一倍の努力と練習する姿や、共演者やスタッフへの気遣い、
そんな誠実な人柄に惹かれ、何ていい人〜
目が離せなくなりすっかりファンになっていたので
成功されていく様子が眩しくて、
自分の事のように嬉しかったのを覚えています。
今でもこの動画を観るとあの時のことが蘇りじ〜んとしてしまいますね。

一方ハンさんは私がようやくウンテさんのおかげで韓国ミュージカルに
興味を持ってくれたと喜び(笑)私が忙しいからと韓国行きを断ると
悪魔のささやきのように「ウンテさん出るよ〜」と誘われ
それなら少しだけ〜とずるずるずるずる渡韓し続けたという訳です。
ウンテさんがいなければ私はこんなにも韓国ミュージカルに関わることは
なかったと断言できますね〜

そしてずるずるずるずると韓国に行くごとに
ウンテさんはどんどん主演作が続き、今や押しも押されもせぬ
人気俳優になられました

何と言ってもウンテさんの魅力はとにかく歌が上手い!
天性の才能ももちろんあると思いますが陰の努力が半端ないのです。
歌声をお聴きになりたければYouTubeで「박은태」と検索していただければ
たくさん出てきますよ〜

代表曲の中から2曲ピックアップしました。

「エリザベート」から”MILK"

そして「ジーザス・クライスト・スーパースター」から"Gethsemane"

どちらの動画も「ミュージカルアワード」でのパフォーマンスなので
実際のミュージカルの時はこれの10倍素晴らしいです!


さてさて長々と今更ウンテさんの魅力を
語らせていただいたのには訳がありまして
なんと我らがパク・ウンテさんの生の歌声が今月日本で聴けるのです!!


期間:2014年4月26日(土)〜28日(月)/全4公演
   4/26(土):19時
   4/27(日):13時 18時
   4/28(月):13時

場所:AiiA Theater Tokyo(アイア シアタートーキョー)

出演:新妻聖子 坂元健児 岡田亮輔 内藤大希/岡村さやか 佐野まゆ香
   スペシャルゲスト:パク・ウンテ

チケット価格:7,800円

まだほんの少しお席が残っているようなので、
このブログをお読みになりいてもたってもいられなくなった方は
ぜひお急ぎください!

今回はゲストということで数曲歌ってくださるそうですが、
その中の一曲では新妻聖子さんと日本語で
「MOZART!」から"愛していればわかり合える"を
披露してくださるそうです!! 
ウンテさんの日本語の歌は貴重ですね〜!
数年前に一度「日本の「MOZART!」に出たい!」と私におっしゃって
毎日日本語を勉強してくださいと言った覚えがあるのですが(笑)
その夢が叶う第一歩になるかもしれませんよ〜!!

さらに今チケット入手困難と言われている
最新作「フランケンシュタイン」から"I am Monster"も披露される予定。
そちらも予習予習!

日本で歌う事をずっと懇願されていたウンテさん。
「フランケンシュタイン」上演中にも関わらず東京に飛んで来られます!
いずれはソロコンサートも夢ではありませんね〜楽しみです^^


コンサートが待ち遠しい!!!



| 韓国ミュージカル | 03:46 | comments(20) | trackbacks(0) |
           
韓劇.comのさいきさん
韓国ミュージカル好きの方ならご存知の方も多い「韓劇.com

こちらを運営されているフリーライター&編集者の
さいきいずみさんとの出会いのきっかけは
2012年夏に販売された「韓国ミュージカルガイド」(新書館)。
こちらの中で衣装デザイナーハンさんのインタビューを
ご担当されたのがさいきさんでした。
私はそのインタビューに立ち会ってはいなかったので
実際にさいきさんにお会いしたのはその数ヶ月後になるのですが、
あの記事を読んでからずっとお会いしたいと思っていました。
なぜならハンさんの記事が素晴らしかったから。

一番近くにいる人間として断言できるのが
ハンさんは話しだすと止まらない(笑)
特にインタビューとなると衣装への熱い情熱がほとばしり
生来のサービス精神も手伝って次から次へと話が続くので、
私も昔編集者の仕事をしていた立場から見ても
この人の記事をまとめるのは大変だろうな〜と
容易に想像できるのです(笑)
しかし、あの時の記事はハンさんの話している様子がイキイキと伝わり
なおかつ制作の裏側、苦労話、俳優さんたちのことなどが
よくまとめて書かれていて大変感心したのでした

実際にさいきさんと初めてお会いした時は
聖水の事務所にお越しいただいてちょっとご挨拶のつもりが、
気がつけば6時間くらい話し続けていましたね(笑)

その後も渡韓の度にお会いして韓国で働く悩みなどを打ち明け合い
私にとって貴重な良き理解者であり頼れるお姉様という存在に

そんなさいきさんは長年「韓劇日誌」という韓国エンタメ情報のブログや
Twitterで情報をご提供くださっていたのですが
今年満を持して「韓劇.com」というサイトを立ち上げられました!
FacebookTwitterでもリアルタイムの情報をアップしてくださり
本当にありがたいのです。
私がさいきさんからの情報をハンさんに教えることもしばしば(笑)
そのくらい情報キャッチの早さが半端ないですね。
その他チケットやパンフレット、OST、雑誌などの購入サポートまで。
ずっとこういうサイトをやりたいとお話を伺っていたので
今まさに形になりさいきさんが忙しくされているご様子を見て
有言実行とはこのことだなと尊敬してしまいます。

ちょうどお会いしたときは語学留学中の学生さんでもあったのですが、
今では単独インタビューもされるほどまでに!

その記念すべきスペシャルインタビュー第一弾のゲストが
我らがパク・ウンテさんでした


そのインタビューを読んで改めて上手いなと
こちらもウンテさんが話されている様子が目に浮かぶようで
これもあれも聞きたかったお話を上手くまとめられておられます。
ウンテさんのお人柄の良さまでも伝わってまいりました。

今後どのような方にインタビューされていくのか楽しみですね〜♪

そしてこの韓劇.comを通して韓国ミュージカル&演劇が
日本のファンの皆さまにより身近になり、
なおかつ愛されるサイトになられていくことを切に願ってやみません。

いろいろとご苦労もおありでしょうが、これからますます
韓国ミュージカルのファンの方が増えていかれると思いますので
さいきさんにはどんどん頑張っていただきたいと思います












| 韓国ミュージカル | 11:34 | comments(0) | trackbacks(0) |
           
The Musical Awardsノミネート☆
先日第7回ザ・ミュージカルアワーズのノミネート発表がありました。
昨年は「エリザベート」で衣装賞を受賞! その時のブログ

今年は我らが衣装デザイナーのハンさんは2作品もノミネート!
昨年の夏に上演された「ラ・カージュ」と今年の2月に上演され
ただ今地方公演中の「レベッカ」です。
強豪にあの「レ・ミゼラブル」がおられますが、ぜひとも今年も
ハンさんに取ってもらいたいですね〜

そして驚くべきなのは先月26日から始まったばかりの
「ジーザス・クライスト・スーパースター(以下JCS)」が8部門も
ノミネートしたのです!!

しかも男優主演賞にパク・ウンテさんとマイケル・リーさんが
ダブルノミネート! ダブルキャストでノミネートされることは
滅多にないことなので、本当に驚いたと同時に
当然でしょう!という気持ちにもなりました(笑)
そのくらいこのJCSのジーザスお二人は素晴らしいのです!

女優助演賞にはマリア役のチョン・ソナさん、そして男優新人賞には
今回がミュージカル初挑戦にも関わらず堂々としたヘロデを演じている
2AMのチョ・グォン君がノミネートされています!!

しかし他にも「レベッカ」からは男優主演賞にリュ・ジョンハンさん、
女優助演賞にオク・チュヒョンさんとシン・ヨンソクさん。
こちらもダンバース夫人のダブルノミネート! 
このお二人もそれぞれに素晴らしかったので甲乙つけがたいですね〜
そして男優新人賞にパク・ワンさん。

「皇太子ルドルフ」からは女優主演賞にオク・チュヒョンさん。
「ラ・カージュ」からは男優主演賞にチョン・ソンファさん、
男優助演賞にキム・ホヨンさんがノミネートされています。

今年のミュージカル賞にノミネートされている5作品のうち
3作品の衣装をハンさんが担当しているので、関わった作品なら
どれが受賞しても嬉しいのですが、やはり気持ちはJCS寄りになって
しまっているのは仕方ありませんね〜(笑)

それではノミネートされている中から少しだけ動画をご紹介!




こちらはプレスコールの際に撮影されたマイケル・リーさんの「ゲッセマネ」
フルバージョンです! 動画でこれだけ興奮できるのですから、
生がどれだけすごいか容易におわかりになると思います。
残念ながらパク・ウンテさんはプレスコールで「ゲッセマネ」を
歌っていないので映像がないんですよね〜(泣)
ウンテさんも素晴らしいのですよ〜ぜひ韓国でご覧ください!


こちらは「レベッカ」のダンバース夫人のオク・チュヒョンさん。
鬼気迫る演技は彼女の新境地でしたが、この役でさらに大女優への道へ
ステップアップされましたね〜腕が長いので余計怖いのです(笑)


こちらはシン・ヨンソクさんバージョン。
韓国ミュージカル界随一の歌唱力を誇るヨンソクさんのダンバース夫人も
これまた圧巻です!


「ラ・カージュ」ザザ役のチョン・ソンファさんは8:50辺りに登場しますが
注目していただきたいのはダンサーの男の子達。
彼らにドレスを着せるためにハンさんは腰やお尻に特殊なパットを作り、
丸みのある女性らしいシルエットを作っています。ソンファさんをはじめ
凹凸のない男性の体にドレスを似合わせるために
とても苦労したと言っていました。
普通の衣装の倍以上苦労している分、衣装賞をあげたいところですね〜!



授賞式は6月3日ということで、ちょうどJCSの千秋楽や
「モンテクリスト」の初日に合わせて6月上旬に渡韓する予定でしたので、
今年は生で観てきたいと思っています!



| 韓国ミュージカル | 19:52 | comments(2) | trackbacks(0) |
           
韓国版JCSの2人のジーザス
私は本当は昨年の「エリザベート」で韓国ミュージカルの衣装の仕事は
一旦やめるつもりでいました。
実際その後の作品「ラ・カージュ」はデザイン相談に乗ったくらいで
制作には関わっていませんし、
私抜きでもできるということを確認できて安心したくらいでした。

でも「ラ・カージュ」の千秋楽を観に行き、打ち上げの席でザザ役の
チョン・ソンファさん(今はレミゼのジャン・バルジャン!)に
「先生の記事を拝見してお会いできて嬉しい)と言っていただき
驚きと喜びで舞い上がってしまい、「ラ・カージュ」の衣装もやれば
良かったかなと(どちらにしても個展準備とかぶって無理でしたが)
思ったりして、少しずつ気持ちが揺れ、それを待っていたかのように
次の「双花別曲」の衣装に刺繍をしてほしいと頼まれ、練習も観たら?と
誘われ行ってみたら私が刺繍をした衣装を着たチョン・ソナさんが
「衣装素晴らしい!」と駆け寄ってきてくださり、また嬉しくなって

それでもしばらく韓国には行かないつもりでいたのですが、
パク・ウンテさんの結婚式にご招待していただき、
せっかくだからと行った時期が「皇太子ルドルフ」の衣装制作中で、
まあせっかく来たから少し手伝おうかと言ったが最後、
ドレスが盛り沢山で私以外誰がやるの?みたいなデザインばかり。
ちょうどスタッフも結婚や留学でやめてしまった時で
人手不足というのもありずるずるずるずる…

そしてどうしてかはわかりませんが、なぜかいつも私がお気に入りの
パク・ウンテさんが出演される作品の衣装担当がハンさんなんです
(そういえばジュンスさんもですね!)
思い返せば「MOZART!」で初めて会ってファンになり
「ピマッコル恋歌」「ハムレット」「エリザベート」そして
「ジーザス・クライスト・スーパースター」。
それだけにウンテさんのハンさんに対する信頼度は半端じゃなく、
必ずハンさんがいる時はいろいろ相談されていますね。
今回のジーザス役が決まった時、ウンテさんは少し悩まれたそうです。
彼自身もクリスチャンですし、今まで韓国で上演されたJCSは
どれも評判があまりよくなかったので。
でも衣装がハンさんだと知って安心してジーザス役ができますと
おっしゃってくれたそうです。そんな風に言ってもらえたら
私も手伝わないわけにはいかないでしょう〜(笑)
実際にウンテさんのジーザス最高です! 彼自身も家族が増えて
表情もさらに温和になり人間的な深みが増したところなので
素晴らしい演技と歌声で魅了してくれますよ!



そして! もうおひとり私をとりこにしてしまった方がおります!
それがもう一人のジーザス役のマイケル・リー様!
実は私だけじゃなく珍しくハンさんがファンになりました(笑)
そしてうちの衣装チーム全員がファンになりました!
もう練習のときから漂うオーラが違うのです!
練習着を着ていても、歩き方から表情から神々しさが滲み出ていて
うっとり魅入ってしまい、2人で「マイケルさんいいね〜」と
興奮していました。
それもそのはず、彼はアメリカでJCSの舞台を400回以上
経験されているとの事。
ユダもシモンももちろんジーザスも経験済み。
しかし動画をいろいろ観ましたが今回のジーザスが集大成になるのでは
ないでしょうか? 
手前味噌ですが衣装が今回のが一番似合っていると思います

マイケルさんのステキなエピソードをひとつ。
衣装がまだ乾いていなくて衣装クルーの子が謝ったら
「大丈夫、どうせ汗で濡れるしこの方が涼しくていいよ」と
言ってくれたそうで、彼女は感激したと熱く語っていました。
それを聞いてますます衣装チームはマイケルさんに夢中に

初日が終わったマイケルさんと写真が撮りたい!と全員で
楽屋に押し掛け


次の日も私が作業していた衣装部屋の前を一旦通りかかったマイケルさんが
わざわざ戻ってきてくれて笑顔で手を振ってくださり胸がキュン
私に手を振ってくれたよ!と喜んでいたら
ハンさんはウインクしてもらったと(笑)



とにかくとにかく! 
こんなステキな二人のジーザスを観ない手はありません!

6月9日(日)までシャルロッテシアターで上演中!
期間が普通の韓国ミュージカルより短いので悩んでいる暇はありませんから
お急ぎご手配くださいませ〜
私もまた千秋楽の頃に行きます!

JCSファイティン!!



| 韓国ミュージカル | 23:28 | comments(12) | trackbacks(0) |
           
韓国版ジーザス・クライスト・スーパースター 動画集
韓国版ジーザス・クライスト・スーパースター(以下JCS)の衣装制作を終え
韓国から戻ってまいりました!

まだJCSの興奮が冷めやらずいつでも観られるように
24日に行われたプレスコールの動画をまとめてみました(笑)



まずはオープニングに強烈な印象を残すユダの曲
「Heaven on Their Minds」(ユダ/ユン・ドヒョンさん)
「Superstar」(ユダ/ハン・ジサンさん)

ユダの衣装はとにかくレザーの端を活かしてハードだけどスタイリッシュを
目指しています。白のジャケットもかなりかっこいいことになっています!
「Superstar」のシーンに出てくるアンサンブルの衣装には必ずどこかに羽が
付いていますのでご覧になる方はよく探してみてくださいね!



「Gethsemane」(ジーザス/マイケル・リー様)
このJCSの最大の見所が「ゲッセマネ」です!!!
もう何度聴いても感動します。怒り、とまどい、問いかけ、悲しみ、決意と
いった感情の移り変わりがこの一曲に込められています。
マイケルさん、ウンテさんは全く違うゲッセマネを歌ってくださいますので、
両方聞かないと損ですね〜2人を観られるのは今だけかもしれませんから!
お二方とも本当に素晴らしい歌声の持ち主です。

「Everything's Allright」(ユダ/キム・シンウィさん
             マリア/チョン・ソナさん
             ジーザス/パク・ウンテさん)

ソナさんの慈愛に満ちた表情、ウンテさんの指先の美しさをご堪能ください。



「I Don't Know How To Love Him」(マリア/チョン・ソナさん
                   ジーザス/パク・ウンテさん)
マリア役のチョン・ソナさんは、毎回美しい涙を流されながら熱唱され、
その姿にこちらも胸が熱くなりますね。彼女は敬虔なクリスチャンなので
まさにマリア役はハマリ役と言えます。

「Herod's Song」(ヘロデ王/チョ・グォン君(2AM))
JCSの中で唯一華やかで笑えるヘロデ王の王宮シーンです。
チョ・グォン君最高です!!
このシーンのために私は韓国に呼ばれたようなものです。
ヘロデの王冠、ネックレス、コルセット、ヘロデガールのブラなどの刺繍に
一週間以上かかりました(ほぼ毎日徹夜で…)でもこのシーンを観たら
疲れは一気に吹き飛びましたね〜! 
もう一人のヘロデのキム・ドンヒョンさんもなかなかいいですよ〜
憎たらしい感じで(笑)


こちらは今までのシーンをまとめたダイジェスト映像です。
一気に観たい方はこちらをどうぞ。
| 韓国ミュージカル | 21:45 | comments(4) | trackbacks(0) |
           
韓紙とジーザス
先月末より韓国ミュージカル「レベッカ」と「皇太子ルドルフ」の
千秋楽を観るためと、
今月26日から始まる「ジーザス・クライスト・スーパースター」の
衣装制作のために韓国へ行っておりました。

私が普段ラッピングをするときにリボン代わりに使っているのが
韓国の韓紙のお店で売っているカラフルな紙ひもなのですが、
なかなか日本で探してもみつけられず、
韓紙のお店がたくさんある仁寺洞(インサドン)へ!

かなり久々に行ったら新しいカフェや雑貨屋さんも増えていて
人もたくさん! 大変賑やかで楽しゅうございました。
カラフルな紙ひももたくさんゲット!
下にひいた水玉のラッピングペーパーはバンコクでゲットしました!



「レベッカ」は2回観たのですが、
1回目は前の席のカップルのいちゃつきにことごとく妨害され
本当によく観られなかったので、千秋楽の日に再チャレンジ。
千秋楽は5列目の席でさえぎるものもなく(笑)堪能できました。
その後の打ち上げではダンバース夫人役のシン・ヨンソクさんのお友達で
遊びにいらしてたぺ・ヘソンさん(初演のMOZART!でナンネール役)と
久々にお会いでき、私もハンさんも大好きな女優さんなので
いろいろお話できて嬉しかったです。
私が以前にbuanobiのポーチを差し上げたのを
今でも大事に使ってくださっているとおっしゃってくださり感激!
差し上げたことも忘れていた私は恐縮しておりました(笑)
今だに何を差し上げたか思い出せず悶々としていますが…
とにかくいつも優しくしてくださるヘソンさんとまた作品で
ご一緒できることを願うばかりですね。

「皇太子ルドルフ」は昨年ソウル公演を観たのですが、
デザイナーのハンさんがまだ一度も客席から観ていないというので、
ソウルから電車で1時間ちょいくらいの
天安(チョナン)までわざわざ観に行ってきました。

私達が観る回が偶然私が好きなパク・ウンテさんと
赤坂でミュージカルコンサートを終えたばかりのオク・ジュヒョンさんの
地方最後の公演で、アドリブも飛び出すラストらしい特別な公演でした。
アンサンブルの皆さんも他のキャストの皆さんもソウルで観たときより
さらに上手くなっていましたし、ウンテさんご自身も地方公演で
ようやく役をつかめ、最後の公演が一番よくできたと反省(?)
しておりました(笑)
以前にモンテクリストの地方公演を観に
済州島に行ったときも思ったのですが、
いいですよ地方公演も(めったに済州島までは行かないですけどね)
今回の天安は本当に周りになにもない田舎で、客席も半分くらい
空席でしたが、それはそれでゲネプロを観ている感じで(笑)
お得感がありましたし、オススメです地方公演の大楽。

さてさてジーザス・クライスト・スーパースター(以下JCS)ですが
ハンさんも私もクリスチャンではないのでキリスト教の勉強から
始めないといけませんでした。
私は中野京子さんの「怖い絵」シリーズが好きでしたので、
キリストものはなかったかと調べたら
「名画と読むイエス・キリストの物語」をみつけ、
羽田から金浦へ向かう飛行機の中で読み始めたら夢中になって
韓国に着いたときにはすっかりキリストの世界にはまっていました。


もしこれから初めてJCSをご覧になる方がいらしたらオススメですよ!
堅苦しくなく面白く読めますので。

そして今回のJCSは曲のアレンジがめちゃくちゃかっこいいです!
振付けもいいです!
公式サイトで動画が観られますので気になる方は聴いてみてください。
正直初めて音源を聴いた時はアメリカで何度もJCSの舞台に立たれている
マイケル・リーさんがあまりにも素晴らしく、ウンテさん頑張って!と
思ったのですが、ルドルフが終わりようやく練習に合流したウンテさん
を観たハンさんからウンテさんもマイケルさんに負けず
素晴らしいと嬉しい報告がありました。

また明後日の17日から緊迫している(?)韓国に戻り
残りのJCSの衣装を作ってきます。
なかなか今韓国まで観にいらしてくださいと言えない状況ですが
(ウォンも高くなっちゃいましたし…)レミゼもやっていますし
これからジャック・ザ・リッパーやモンテクリスト、エリザベートと
うちの衣装チームの作品再演も続きますので、観にいらしてほしいですね。






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ウンテさん結婚式→「皇太子ルドルフ」
9月24日に行われたパク・ウンテさんとコ・ウンチェさんの
結婚式に出席させていただいてきました。

会場は江南区ヨクサム洞にある「THE RAUM」という人気の結婚式場。
おしゃれなチャペル、披露宴会場があり韓国スタイルというよりは
日本スタイルに近い(とハンさんが言っていました)結婚式でした。

急に出席を決めたので着ていく服がなく急遽有り合わせの材料で
ネックレスを作っていったりしたのですが、
蓋をあけてみると普段着でも良かったのか…と実感するほど
ラフな服装の人がうじゃうじゃ(笑)

日本のイメージでキメて行くとかえって浮いてしまうおそれがある程
韓国の結婚式はラフな服装でもOKなんだそうです。

急いで作ったネックレス。
レースにビーズ刺しゅうを施し、天然石と組み合わせました。
ツイッターでご紹介したら思いのほかご好評いただき、
buanobiアクセラインをただ今検討中

人前式スタイルで終始アットホームな雰囲気の結婚式。
誓いの言葉で新婦ウンチェさんがウンテさんの個性的なファッションも
含めて好きだと言ったら会場からかなりの笑い声が起きたり(笑)

そして新郎から新婦へ贈る歌としてウンテさんが選ばれたのが
なんと今東京で上演中の「ジャック・ザ・リッパー」のナンバー
「もしかしたら」で、ハンさんも私もびっくり!
ウンテさんは一度も「ジャック〜」には出られていないし、
なぜこの曲を選ばれたんだろうと初めは不思議に思っていましたが、
歌詞をよく読むと実は究極のラブソングなんですよね〜
ウンテさんが歌われる「もしかしたら」は愛がたっぷり込めてあり
「あ〜この曲はこんなに素晴らしい歌だったんだ」と改めて実感しました。

その後の披露宴でも数人の方が祝歌を贈られましたが、
なんといっても一番歌われていたのが新郎ウンテさん(笑)
そしてそれを常にうっとりと聴いている新婦ウンチェさんという
お二人を見て私まで幸せな気持ちになりました。

残念ながらお二人のキューピットであるミン・ヨンギさんは
「ジャック〜」にご出演のため欠席でしたが、
韓国ミュージカルを代表する豪華なメンバーが
結婚式にかけつけられていて、大変盛り上がったステキなお式でした。

しかし今はまさに11月から始まる新作「皇太子ルドルフ」の練習中なので
式翌日からもウンテさんは練習に参加。
私もせっかく韓国まで来たので少しだけ「ルドルフ」の衣裳のお手伝いを
するため練習を見学。
歌合わせを聴いて”ルドルフ”の歌が相当難しいことが判明。
イム・テギョンさんはさすがの歌唱力で難しい歌もさらっと歌いこなし、
パク・ウンテさんは今までの役とはまた違った、こんな引き出しも
あったんですね〜!と思う程新しい魅力を感じました。
アン・ジェウクさんは今「ジャック〜」ご出演のため日韓を行き来して
ご多忙のため、まだどんな”ルドルフ”になるのかわかりません。
マリー役のキム・ポギョンさんはお初でしたがとっても魅力的な歌声。
ラリッシュ伯爵夫人役のシン・ヨンソクさんは
今韓国で上演中の「二都物語」にご出演中のため、
まだ一度も練習で歌声を聴けていないのですが、
彼女の歌が素晴らしいのは「MOZART!」の男爵夫人役でも証明済み。
ラリッシュのソロナンバーはヨンソクさんの声にピッタリなので
相当楽しみですね〜


皇太子ルドルフ」は11月10日〜1月27日まで
チュンムアートホールで上演。

片足つっこんでしまったので(笑)今月末にまた「ルドルフ」の
衣裳制作のために渡韓予定。

それまではbuanobiの作品制作に集中します!


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