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バンコクシルク買い付け旅その1
久々にタイ・バンコクへシルクの買い付けに行ってまいりました!

普段buanobiのタイシルクはどういうところで手に入れているのか
なかなかお見せする機会がありませんので、少しだけご紹介致します。

まず最初に向かったのはジム・トンプソンアウトレット。
言わずと知れた高級タイシルクブランドのジム・トンプソンの生地や製品を
アウトレット価格で買える場所です。

以前はバンコク内の離れた場所に2カ所あり、その2軒で足りるほど
シルク売り場が充実していたのですが、その内1軒は系列のレストランに
なってしまっておりました。やはりバンコクは変化が激しいですね。

今回は期待したほどの種類はありませんでしたが、それでもやっぱり
ジム・トンプソンだけあり質の良いシルクが手に入りました!


そして次に向かったのはこのジム・トンプソンのルーツとも言える工房。

このセンセーブ運河沿いの右手岸には
人気観光地になっているジム・トンプソン本人が住んでいた家があり、
私が向かったシルク工房は反対岸にあります。

何度も迷ってしまったくらい長屋が並ぶ迷路のような場所にあり、
目の前まで辿り着いても、看板はあるが本当にここ?と不安になるほど
全くお店っぽくないところでしたが(というか完全に家のようで)
中でテレビを見ていたおじいさんにおそるおそる声をかけたら
シルクが並んでいる棚の前に案内してくれました。

こちらも種類は少なかったですが赤い色の発色がとにかく美しく、
また1枚の布に4柄盛り込まれていたりして1枚で4度お得のような
不思議な織物が多く(おそらくサンプル見本として織られたもの)
一人興奮しておりました(笑)

支払いの際にbuanobiのがま口財布を取り出すとおじいさんが気づいてくれ
「私が作りました」と話したら無言で電卓の数字を減らしてくれたのです!

おじいさんに認めてもらったような気持ちになり嬉しかったですね〜

実はこのおじいさんは若い頃からジム・トンプソン本人と一緒に
タイシルクを製作されてこられた生き字引的なすごい方なのです!

工房の中に飾られていた写真には中央にジム・トンプソン、
奥で座っている若かりし頃のおじいさんが映っています。
まさにあの運河で昔はシルクを洗ったりしていたんですね。

工房での機織りの様子。

このシルクもとてもステキです!

おじいさんと写真を撮りたかったのですが、上半身裸でしたので(笑)
今回は断念いたしました。

実は10年ほど前に会社をやめてタイシルクショップのオーナーの
お宅にホームステイをしていた時に
一度この辺りの別の工房に連れてきてもらったことがあったのでした。

その時は車で行ったので場所がどこかもわからなかったのですが、
今回一人で行ってみて、この辺りだったな〜と思い出しました。
糸を染めたり、機織りの様子などを見学させてもらい、
シルクを一枚織ることがどれだけ大変かを学び、
貴重な体験をさせてもらったのでした。

なんかそんな初心の頃のことも思い出させてくれた
おじいさんのシルクとの出会いでした。

その2につづく





| タイ | 15:30 | comments(0) | trackbacks(0) |
           
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